特集
「ほろ酔い蕎麦屋めぐり」特別企画
この夏もう一度訪れたい蕎麦屋
信濃1号の十割蕎麦を食べたくて アクセスが悪くても行きたくなる
「蕎麦よしの」(東京・あきる野市)
居心地がよくて 蕎麦が美味しい こんな蕎麦屋には 仕事抜きで訪れたい
「 生酛 のどぶ 」が飲める上に 十割蕎麦があれば文句なし
「蕎麦きり さいとう」(埼玉・伊奈町)
手挽きの蕎麦粉をブレンドした モチモチ十割蕎麦がおすすめ
「そば処 よし木」(東京・府中市)
自家栽培の蕎麦は鮮やかな緑色 常識を覆すような美味しさだった
「三たて蕎麦 やじま」(埼玉・川越市)
夏でも燗酒派におすすめ 蕎麦は粗挽きも含めて3種
「手打ち蕎麦 たま庵」(東京・世田谷区)
月刊誌「男の隠れ家」のそば特集をリードし、ONLINE連載でもレアな蕎麦屋
業界話を展開する阿部文枝さん。過去約10年に渡る取材を振り返り、もう一度、
仕事抜きでも訪れたい蕎麦屋は-。問うと、一家言ある店の話を聞かせてくれた。
  蕎麦屋の暖簾をくぐっては、ほろ酔いながら、時には泥酔して記憶を無くしながら、蕎麦を手繰る。仕事とも道楽ともつかない、このコラムをはじめて早2年が過ぎた。今年は本誌9月号恒例の「蕎麦特集」に合わせて、ONLINEでも特集を組むことになった。今まで当コラムで取材した蕎麦屋の中から、もう一度、いや何度でも訪れたいような、魅力的な蕎麦屋を例によって独断でご紹介したいと考えている。

 「男の隠れ家」本誌の蕎麦特集は、新規開店やマスコミに未登場の店を取り上げることを基本路線としている。新店情報を重視するのは月刊誌の企画として、それはそれで結構なことだと思っている。

  ただ、いつも残念に思うのは、そのために、開店から年数が経った店を本誌特集でなかなか紹介できないことである。ほかにも、地域のバランスを考えて、ニューウェーブ店が多い多摩地区などには、やはり紹介できないでいる店がある。

  そこで今回は、できることなら本誌でも紹介したい店や仕事抜きで個人的に行きたくなるような店を選んでみた。

  私が蕎麦屋を選ぶ基準は蕎麦と居心地である。蕎麦屋はほかの飲食業種と違って、修業をしなくても、いい蕎麦を打つ人材が出現する。自宅などで比較的簡単に店を持つことが可能だ。そのために、空間造りや接客の面で難がある、という店も見受けられる。どんなに蕎麦が美味しくても、居心地が悪い店では、蕎麦も酒も不味くなる。逆に居心地がよくて蕎麦が美味しければ、私にとっていい店になる。その上、美味しい日本酒があって、燗酒の労を厭わないような店なら、ついつい足が向いてしまう。

  新しい店の食べ歩きも楽しいものだが、こんな店の常連になるのも悪くはないと思うのだ。
阿部文枝(あべふみえ)
阿部文枝(あべふみえ)
昼過ぎの蕎麦屋で「飲んでつまんで蕎麦を手繰る」を喜びとする蕎麦ライター。ONLINEコラム「ほろ酔い蕎麦屋めぐり」では、本誌「男の隠れ家」の蕎麦特集で掲載しきれなかったお薦めの蕎麦屋情報や、業界のレアな蘊蓄話を紹介する。
ほろ酔い蕎麦屋めぐり ほろ酔い蕎麦屋めぐり
男の隠れ家9月号
信濃1号の十割蕎麦を食べたくて アクセスが悪くても行きたくなる
信濃1号の十割蕎麦を食べたくて
「 生酛 のどぶ 」が飲める
手挽きの蕎麦粉をブレンド
自家栽培の蕎麦は鮮やかな緑色
夏でも燗酒派に おすすめ