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特集:とレインビューをホテルで楽しむ
鉄道写真家・中井精也さんのホテルでいい写真を撮るためのアドバイス

ホテルの撮影は黒い服装で

 ホテルの客室の窓は大抵、開閉できないフィックスタイプなので、ガラス窓越しに鉄道を撮影することになると思います。その場合、ガラスに自分の姿が写り込んでしまうと、外の風景がうまく撮影できません。
特に、縞模様や派手な柄や色の服は写り込みが激しくて致命的。その点、黒い服なら写り込みを心配しなくてもいいので、撮影目的でホテルに滞在するなら、黒い服を着ていくのがお薦めです。
でも、「黒い服が好みじゃない」とか、「全身黒だと怪しげ(?)で嫌」という人は、黒いブルゾンを1枚用意してみては。いざという時に使えて便利です。

用意したい撮影グッズ

 簡単に手作りできるグッズでお薦めしたいのが、中央にレンズの大きさに合うように穴を開けた黒い布(写真右)。
これを客室の窓に貼って、穴の部分からレンズを覗かせて撮影すると、反射や写り込みが防げます。
僕の愛用品は妻の手作りで、穴の部分には異なる太さのレンズでも使えるよう、ゴムが入っています。

布には吸盤を付け、窓に簡単に着脱できるようにしました。吸盤でなくても、紙テープやマスキングテープを用意しておけば、貼ることができます。布で作るのが面倒なら、とりあえず黒い色画用紙で作ってみてはどうでしょう。

最初に構図を作ってから撮る

 慣れるまでは動く列車を画面の真ん中に写してしまう「日の丸構図」になりがち。電車だけでなく、風景全体を見て、バランスのいい構図を作りたいところです。まず最初に風景だけで構図を作り、電車が来るのを待つ方法で撮影すれば、電車の動きに惑わされることなく、バランスのいい写真が撮影できるはずですよ。

中井精也(なかい せいや)

中井精也(なかい せいや)

1967年東京生まれ。
鉄道の車両を撮ったものだけが鉄道写真ではないというスタンスで、臨場感のある鉄道写真をライフワークにしている。
毎日1枚必ず鉄道写真を撮影するブログ「1日1鉄!」が好評。雑誌や広告写真だけでなく、講演やテレビ出演など幅広く活動。著書・写真集に「鉄道旅情100景」(クレオ)、「1日1鉄!」(交通新聞社)など

http://railman.cocolog-nifty.com/blog/

昼の小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
昼の小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
大判の黒い布、黒いジャケット、黒い紙テープ、
大判の黒い布、黒いジャケット、黒い紙テープ、
カメラを固定する吸盤、中央に穴を空けた黒い布