2019/06/12

MAZDA3 匠の美学
クルマ作りの情熱とカーデザイン

 

MAZDA3は「日常が鮮やかに輝くパーソナルカー」をコンセプトに、クルマとしての魅力を磨き上げたコンパクトカー。マツダの新世代商品第一弾として、そのカーデザインには熱い思いが込められていた。

 

このクルマのルーツは、かつて人気を博したコンパクトカー「ファミリア」にまで遡る。往年の歴代ファミリアは海外に輸出され「マツダ323」として世界の国々で親しまれてきた。

 

MAZDA3は、マツダ323(ファミリア)の流れを汲むグローバルモデルとして開発された。開発陣が取り組んだのは、国や地域、世代、性別を超えて全ての人に感動を与えるコンパクトカーを作り上げることである。

 

大きな特徴のひとつに、日本の美意識によって極限まで洗練されたデザインがある。

 

MAZDA3が採り入れた日本の美意識とは何か。キーワードは「引き算の美学」だという。チーフデザイナーの土田康剛氏は和食にたとえて説明してくれた。

 

MAZDA3のチーフデザイナー土田康剛氏。マツダのデザインテーマ「魂動」を深化させた。

 

「たとえば寿司。見た目にはシャリの上にネタをのせただけのとてもシンプルな料理ですよね。でも、その味わいはじつに奥深い。シンプルだからこそ料理人の目利きや技術に裏打ちされた入念な仕込みがより強いメッセージとして伝わってくるのです」

 

不要な要素を削ぎ落として本質を引き出すのが日本の美意識だと土田氏は語る。

 

「近年のカーデザインは、ボディに複雑なプレスラインを織り込んでクルマ全体をシャープに見せるのが主流です。しかしMAZDA3ではあえてその手法を採らず、美しく抑揚させたパネルのみでボディを構成するという新しいデザイン手法に取り組みました」

 

セダン(左)とファストバック(右)をラインアップ。伸びやかで優雅なプロポーションをもつセダン、力強いCピラーが独創的なリヤスタイルのファストバック。どちらも個性的だ。

 

マツダ初の燃焼方式「火花点火制御圧縮着火」を採用した新世代エンジン「SKYACTIV-X」を搭載する。力強いディーゼルエンジンとスムーズなガソリンエンジンの長所を兼備した。

 

カーデザインという匠の世界の「引き算の美学」といえるだろう。ボディのリフクレクションだけで抑揚をつけられたボディに映り込む景色は、季節や時間の経過によってまったく異なる表情を演出する。その美しさは、言語を超えたより強いメッセージとなって人々の本能に訴えかける。

 

インテリアでも「引き算の美学」をしっかりと体現している。

 

シンプルな美しさが特徴のインテリア。運転席の左右対称レイアウトや水平基調の造形など、徹底して無駄を排して本質を突き詰めていくことで、すっきりとした心地良さと質感の高さを高次元で実現している。感触や風合いなど体に触れる部分の素材にもこだわり、素材がもつ特性を吟味しながらインテリアデザインに生かしている。特に新開発の内装シボは、デザイナーと革職人が共同で取り組み内装にも生命感と個性を創出した。

 

MAZDA3のコクピットに座ってまず感じられるのが、インテリアが過度な主張をしないことだ。インテリアのデザイン要素をシンプルに研ぎ澄ましていくことで、コクピットの存在感を引き立て、運転に集中できることを狙っているという。さらに、人が触れやすいエリアに全てソフトな素材を採用するなど、どの席に座ってもくつろぎが得られるのも特徴だ。ここにもカーデザインの匠によるこだわりがある。

 

「乗る人の心地良さを追求したMAZDA3では、インテリアデザインのプロセスそのものを変えました。通常インテリアは、まず全体のスタイリングを決めてから素材を選びます。しかし、MAZDA3ではさまざまな素材がもつ質感を重視し、それぞれの特性を理解した上で全体のスタイリングに発展させていくプロセスを採用しました。乗る人全てに心地良いインテリア空間を実現できたと自負しています」

 

カーデザインにおいて日本の美意識を体現したMAZDA3。シンプルだからこそ色褪せない美しさが魅力的だ。

 

MAZDA3(マツダ3)

 

車両価格

ファストバック  218万1000円~362万1400円

セダン  247万円~355万1200円 

問い合わせ先

マツダコールセンター  電話0120-386-919(平日9:00~17:00 土日祝日9:00~12:00、13:00~17:00)

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