ノートの裏側、どうしてます?
[2009-08-03]
文房具の良さを語るのに、歴史やストーリーはいらない。 オンラインショップ「信頼文具舗」の和田哲哉氏が、 「良い」文房具と共に暮らす魅力を伝える信頼コラム。 少し前のお話になりますが、今春このような本が出ていました。「ノートは表だけ使いなさい」(フォレスト出版)、こうしたノート「術」系の本は結構売れるらしく、重版が続いたそうです。「表だけ使いなさい」って言いきってしまうところがすごいと思うのですが、この本の著者、石川悟司さんはマルマンのビジネス向けノート「ニーモシネ」の開発者。ここ3年近く続くニーモシネ・シリーズの人気と勢い。石川さんの「お達し」ならば仕方が無いかな……。 さて、ノートの裏側を使うか、使わないかのディスカッションは文房具ファンの間でもよく行われています。ノートには様々なタイプ(サイズ・綴じ・向き)があるので、正解はひとつではないでしょう。私もノートの種類によって、表だけ使う場合、裏面を使う場合、それぞれ切り替えています。 裏面を使う/使わないの一番の争点は「ノートを無駄なく使う」ことと、「ノートの使い勝手を優先する」ことのふたつで、これらは互いに綱引きの関係にあります。そこに前述の、サイズ・綴じ・向きの要素が関わってきます。 使いづらいから使わない?もう少し具体的なお話にしましょう。小学生の頃に使った学習帳やコクヨのキャンパスノートのような「糸綴じ」あるいは「無線綴じ」のノートは、ノートを開いても綴じの部分には何も無いので、筆記具を持つ手指は見開きページの左右を自由に移動可能です。つまり用紙の表裏とも容易に筆記が可能。ところが金属ワイヤーで綴じる「リング製本」のノートでは、見開き状態で机に置くと、右利きの人ならば向かって左側の紙面で、飛び出した綴じリングが邪魔をして筆記しづらくなります。その結果、気にする人は見開きの左半分となる用紙の裏面を使わなくなります。 私はA5のリングノートならば、右半分だけで書き進めます。ただし、左半分はラフ書きやメモ、その場で発生したToDoリストなどを書いて、それなりに埋まってゆく場合が多いです。 |
文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている
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