いざ世界へ 競技系アイロニング
[2009-06-16]
荒技、エアリアルアイロニング数ある競技系アイロニングの技の中で、僕が最も情熱を注いできた技がある。「エアリアルアイロニング」がそれである。 助走をつけ、アイロン台の前でジャンプし、空中にてひと掛け入魂。アイロン台の横にシャツの位置をずらしてくれるサポーターが付き、最短で7回飛べば、シャツのシワはほぼ全滅である。 これは世界大会フリースタイル部門向けの新技として、およそ4年前に僕自身が編み出した荒技だ。スピード、微妙なアイロンのエントリー、そして空中での体重移動など、これは見た目よりもかなり難しい技である。サっとひと掛けでシワを伸ばすのは至難の業なのだ。 世界大会での見せ場は、なんといってもフリースタイル部門である。フリースタイル部門とは、何もない広場にアイロン台とアイロンを持ち込み、いかに発想豊かで、ダイナミックで、しかもユーモア性のあるアイロン掛けが出来ているか、という点を審査員が評価する。もちろん、そんな状況下でもちゃんとシワが伸びていたかどうか事細かくチェックされる。 このフリースタイル部門では、自転車やトランポリンなどの小道具の持ち込みが許されている。しかし、僕は出来たらアイロン台とアイロンだけで勝負したいと常々考えてきた。この行為をスポーツと捉える以上、自分の肉体的ポテンシャルで勝負したいと僕は考えているのだ。 そこでいろいろと思案した結果、「跳ぼうかな」という単純な発想が芽生え、このエアリアルアイロニングを思いついたのである。出来れば体操競技のような感覚で、この競技向けアイロニングにはこれからも取り組んでいきたいものだ。スポーツとして認知される可能性はそこにしかない気がする。 僕にとって、ある意味跳馬のようなこのエアリアルは、感覚的にもごく自然に入っていけるものだ。そしてこのエアリアルをベースに、僕はその後様々な荒技を生み出してきた。昨日よりも今日、競技系はすでに更なる進化を遂げている。 |
松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている
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