ポルトガル紀行(1) 〜中世の面影を残す古城ホテル、ポウサーダ〜
[2010-05-14]
平成遣欧使節団公式コラム/毎週金曜更新 「日本を元気に! 元気を日本から!!」を合い言葉に集った、 「平成遣欧使節団」プロデューサー陣によるリレーコラム。 ポルトガルを皮切りに、西洋と日本の文化交流を 推進する使節たちの活動を綴る! 「平成遣欧使節団」の遣欧活動第一弾の渡航先、ポルトガル。この国と私たちは偶然にもたらされた縁でつながりました。 ポルトガル航空の佐藤社長から企画の相談を受けたのは、昨年の秋。日本とポルトガルの国交150周年となる2010年を迎えるにあたり、日葡の文化交流を見つめ直すための活動を考えているということでした。 1582年、ポルトガルに渡り、2つの国を結びつけた4人の少年たち。以後、日本とポルトガルは文明と文化を分かち合い、親交を深め、戦国大名の記録にも数多くのポルトガル人との南蛮貿易や交流の様子を残します。九州を中心に点在する姉妹都市は、長きに渡る日葡の交友の産物であり、国交開始から150年を記念する2010年は、両国について見つめ直す絶好の機会。こうして「平成遣欧使節団」は構想され、活動の在り方を模索するため、ポルトガルへ視察旅行に赴きました。 初めてポルトガルの地を踏んだのは11月末。ちょうどこの時期は、私が主催するGENKI JAPANで行った「第一回 フィレンツェ日本映画祭」の開催直後。イタリア・フィレンツェの教会を映画館に変貌させ、日本映画を放映するという大きな催事で、終了後休む間もなくの旅でしたが、ポルトガルの空気は何故かとても自分自身をほっとさせてくれました。 続く赤いレンガの古い街並。小高い丘の上に点在する古城。大きな運河には、巨大なコンテナ船が遠く大西洋からゆっくりと近づいて−−。目にする異国の情景を眺めながら、ヨーロッパの端に来たんだと実感しました。港にはバスコ・ダ・ガマのモニュメントがあり、ここが大航海時代の幕開けを飾った地であることを刻んでいました。 ポルトガルで有名なものといえば、ポートワインや、エッグタルトなどの砂糖を使ったお菓子、そしてシーフード料理です。特にポートワインは、フランスやイタリアのワインとは異なり、甘みが強いのが特徴です。ワイン通の間では絶大な人気を誇っています。プロサッカーのクリスチアーノ・ロナウド選手の故郷としても知られるマデイラ島でとれるマデイラワインは特に評判で、ポルトガル人なら誰もが一生のうち一度は飲みたいというほどの名産品なのだそうです。 エッグタルトは程よく甘いクリームが焼きたてのタルトで包まれ、本当に絶品です。街一番の有名店に行きましたが、何人もの職人さんたちによる手作りエッグタルトが、押し寄せた常連のお客様たちにどんどんと売れていました。甘党でない私でも、5つは軽く食べられるくらい本当に美味しかったです。 そして何よりもおすすめなのが、シーフード料理です。ポルトガルは、海に囲まれた国土のすぐ近くを海流が交差し、豊富なプランクトンを求めて数多くの魚が漁場をつくり、良質で新鮮な魚介類が数多くとれます。そのため、古くから魚介類を食する文化が根付いています。イワシの塩焼きやタコのマリネ、アンチョビ、カラマリなどありとあらゆる魚介類がテーブルを飾りました。日本以外の国でこんなに美味しい魚料理を食べたのはイタリアとここポルトガルくらいです。 |
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