スポーツアイロニングとは?
僕は今までいくつかのアウトドアスポーツにアイロン掛けを取り入れる、という試みに挑戦してきた。10代の頃から、水上系スポーツに馴染みのある人生を送ってきた僕は、まず手始めに、僕が最も得意としているカヌーにアイロン掛けを取り入れてみた。そして徐々に、この行いに熱を帯びてきた僕は、当時最も勤しんでいたサーフィンにも積極的にアイロン掛けを組み込んでいった。
そうしていくらか経験を積んでいくと、カヌーにしろサーフィンにしろ、そのどれもがアイロン掛けを取り入れる意義があると感じられるようになっていった。なぜなら、それによって様々な効果を体感することが出来たからである。
それでは、ここでいう「スポーツアイロニング」とは一体どういうものなのか。それで得る効果とはいったい何なのか。僕が実際に経験してきた「サーフィンアイロニング」を例にとり、ここで説明してみたいと思う。
サーフィンアイロニングの場合
皆さんご存じだとは思うが、サーフィンとは、サーフボードという浮力のある板を使い、海岸にて浜に押し寄せる波に乗るという、まさにマリンスポーツの代表格といえる世界的な水上スポーツである。そして僕が行ってきた「サーフィンアイロニング」とは、まさにこのサーフィンにアイロン掛けを取り入れるという、その言葉通りの行為なのだ。
まずはロングボード(特に長さのあるサーフボード)の前の部分にアイロン台と衣類、そしてアイロンを載せ、沖に向かってパドリングを開始する。ここにアイロンセットが無ければ、普通の波乗りと全く同じ状況で沖に向かうのである。
その途中、波をかぶってアイロンとアイロン台を流出しないよう、あらかじめリーシュコード(サーフボードと自分の片脚を繋ぐコード。サーフボードの流出や、周りにいるサーファーへ自分のボードがぶつかるのを防ぐ役割などを持つ)などでサーフボードにアイロン台とアイロンをしっかりと繋いでおく。
無事に沖のポイントに着いたら、そこで波を待ちながらアイロン台を組み立て、それをサーフボードの前部に設置し、アイロン台にアイロンをあてる衣類をあらかじめセットしておく。
次に、首からかけた防水バッグに入れたライターを出し、そこで波待ちしながら直火でアイロンを温めるのだ(これがまた難しい)。そして波が来たらパドリングして波を捉え、そこでいつものように波乗りをしながら、一緒にアイロンも掛けるのである。言葉に書くとどこか簡単に聞こえるが、これが想像以上に難しい行為なのであった。