クオバディス・ジャパンの展示会から
[2009-06-08]
リング製本の方式は、どのページでもサッと平らに開き、そして開いたままにできることがメリット。リング部分が邪魔という声があるものの、近年世界的にリング綴じノートの人気が高まっていますから、本製品も市場に受け入れられるかもしれません。 ページレイアウトはクオバディス・ダイアリー伝統の「見開き一週間、1日ずつ縦割り」という、いわゆるバーチカルタイプを基本としながら、書体の選択、日付表示や夜間の時間帯に網かけのパターンを配するなどで、優しく、かつ現代的な雰囲気に。土日にも平日と同じだけの紙面を充てているところは、オンとオフのバランスを大切にしている、本シリーズのコンセプトに沿ったものでしょう。 可愛いツートーンのラバーバンド付きブックマークが標準添付。リング綴じでも開きやすいように最適化されたカバーは、生活スタイルの多様化を意識して提案された、明るさと落ち着きを両立した4つのカラー設定。そして日本サイドからの希望で織り込まれた英字表記の六曜表示(ダイアリー末尾の独立した1ページに集約)など、細部まで配慮が行き届いています。 そしてリング製本ならではのアイディアとして、「タイムアンドライフ」には任意の箇所に付け外しが可能な計32枚のノートページが備わっています。ノートページは紙面の配色違いで2種類。ブルー系、オレンジ系の各16枚。付け外しに耐えるよう、ノートページの綴じ穴周辺は補強加工がされています。通常の糸綴じ手帳では成しえなかった「ページの途中追加」を見事に実現しているわけで、ユーザーによる使いこなしの多様性に柔軟に対応しているだけでなく、内外のリングノート全体の今後の可能性をも広げてくれるものと思います。 今回はひとつのモデルに集中した解説となってしまいましたが、手帳やノートのどのあたりを見るかという実践編ということで、なにかヒントになりましたら幸いです。今年もこの2〜3ヶ月のうちに、各社から2010年度版ダイアリーがたくさん出てくることでしょう。カバーのデザインも大切ですが、ページを開いて、メーカーの細かい工夫を読み取ってみてください。 関連記事 ・ディテールにまでこだわり抜いた、1/12スケールのデザイナーズインテリア ・新橋店初のプラモデルコンテストも=タミヤ新製品展示会「TAMIYA SHOWCASE」 和田哲哉の「文房具に寄す」過去の記事 ・文房具 自分ベーシック探し ・文房具に寄す思い |
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文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている
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