目からウロコの「松葉ガニ」体験
[2010-02-03]
ひとつ付け加えておきますが、取材した宿の松葉ガニが美味しかったのは、やはりそのカニを捌いたご主人の目利きがあってこそ。実は取材したお宿は、人任せにせず毎朝ご主人自ら競りに足を運び、自分の目にかなった松葉ガニだけを仕入れているとのこと。 ならば今宵の松葉ガニは、どうゆう経路を経て食卓に上がったのか。翌早朝、ご主人に同行して香住漁港のカニ競りに出かけました。 松葉ガニは、香住のほか、津居山、柴山、浜坂、諸寄の但馬海岸の5つの漁港で水揚げされます。沖合底引き網漁で漁獲し、活きたまま漁港へ持ち帰り、すぐに競りにかけられます。但馬沖は松葉ガニの生育に適しており良質なカニが育ちます。しかも鮮度を保ったまま港に水揚げされるので味も確かなのですね。 まだ外は真っ暗の早朝6時。香住漁港は、オレンジのキャップを被った男衆でごった返していました。仲買の人たちです。足下には、水揚げされたばかりの活松葉ガニが入った水槽がいくつも並んでいます。 よくみると、水槽毎に「短足大」とか「1本なし」「指なし」「甲あげ」「イボ(小)」……など意味不明なラベルが貼ってあります。活松葉ガニは、足が取れていたり甲羅が割れていたりすると、それだけで商品価値が下がります。サイズや欠損の有無を見分けるためのラベルのようです。最高ランクは「番ガニ」と呼ばれる水槽のカニ。カニの大きさによって1番から順番にラベルが付いています。 |
「男の隠れ家」本誌では語ることの出来ない取材裏話や追加情報、はたまた個人的な四方山話まで、何の役にも立たないコラムを連載します。どんな奴が「男の隠れ家」を作っているのか、興味のある方はどうぞ寄ってらっしゃい。
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