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ステーショナリープログラムの原点

[2009-12-31]


文房具の良さを語るのに、歴史やストーリーはいらない。
オンラインショップ「信頼文具舗」の和田哲哉氏が、
「良い」文房具と共に暮らす魅力を伝える信頼コラム。




 今日は私的なお話をします。私が今のように文房具の界隈を歩むきっかけになったのは、個人のウェブサイト「ステーショナリープログラム」の開設でした。これを始めたのが1997年、今年で12年目となります。


スタイルはずっと以前から


 このステーショナリープログラム(以降SPRG)では「機能とデザインに優れたステーショナリー」というテーマを掲げていました。でもそれは当時すでにあった他の文房具サイトにご迷惑をおかけしないよう、それらとの違いをキーワードを使って明示したという思いで付与したテーマです。で、本当はそういう設定をする以前に、いや、サイトを仕立てるよりもずっと以前からSPRGのスタイルは出来上がっていたように思うのです。

 さかのぼること中学・高校生の頃。当時人気だったYMO(イエローマジックオーケストラ)などがきっかけとなって、5人の親しい友人同士でよく会っていました。放課後、友達の家に集まってお菓子を食べながらゴロゴロ。音楽やオーディオのこと、クルマの話、そして文房具についてのあれこれなど、エンドレスな会話を楽しんでいたと思います。それからかなりの時が経ち、皆そこそこの社会人になってもまだ、同じメンバーで集まっては同じような内容の会話を続けています。昔と違うのは会う場所がだれかの事務所などに移動しただけ。

SPRGスタート当初に取り上げた製品
SPRGスタート当初に取り上げた製品(クリックで拡大)

 それでSPRGがスタートする半年ほど前のこと(あの頃の時間や空間は忘れもしません)。週末、ファミリーレストランに皆で集まるのがわりと恒例になっていて、(当時はどこもファミレスが活況でした)世の中はちょうどインターネットの可能性が一部の人の間で話題になり始めた状況。自分も何か「ホームページ」を作りたいと宣言してみたのです。そうしたら友人が皆「和田ちゃんは文房具しか無いでしょ」って口をそろえ、すぐに決まってしまったというわけなのであります。

 ではSPRGの方向性は? それまでの20年近くにわたり友人との間で交わされてきた様々な会話での嗜好とか希望とか、そのあたりがそのままサイトに導入されたと言って間違えではありません。ですからSPRGの中に出来上がっている雰囲気って、私自身のと言うよりは私に近しい人達のキャラクター、あるいは私が大切にしている小さなコミュニティーが作り上げてた世界の表れだと思っています。

和田 哲哉

文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている

→  http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html

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