チョモランマへ
[2009-12-22]
経験上、僕はどのような状況下おいても、そこでアイロン掛けをすることによって「自分は今リビングルームでアイロン掛けをしているから癒されている」という鉄の平常心が保てる。よって極限下で正気を保つための手段として、アイロン掛けをあえて取り入れることが安全確保に繋がるのではないかと考えているのだ。これは冗談でもなんでもなく、本当に大まじめな話である。登頂成功の鍵を握るのが、僕にとってはまさにアイロンとアイロン台の存在になるかもしれないのだ。本来の目的である「山頂でのアイロン掛け」というよりも、その途中途中で平常心を保つためのアイロン掛けが、チョモランマではより重要な意味を持ってくるのかもしれない。普段は登山途中でのアイロン掛けはやらないので、これは実に興味深い実験となることだろう。 チョモランマ登頂のためにやることは山ほどあるが、まずはアイロンとアイロン台の超軽量化は必須だ。ヘラのようなアイロンと、軽アルミ製ラダー(はしご)兼用の折り畳み式アイロン台の製作をメーカーさんに相談、または自作する。チョモランマでも、小型コンロでヘラ型アイロンを直接熱するスタイルになるだろう。 それと、時間を掛けての高度順応も必要だ。多額な資金調達と機材確保のためにはスポンサーさんも必要になってくる。実に大変だが、だからこそ大きな意味がある。こういう段階から、すでにチョモランマ登頂は始まっているのだ。チョモランマの他に、僕には世界に登りたい山がまだいくつかある。それらを達成し、更なる登山経験を積み上げ、それからチョモランマに向かうのがベストかもしれない。僕は5カ年計画にて、すでにその周到な準備に入っている。 これまで様々な状況や各種スポーツと共にエクストリームアイロニングを遂行し、その様々な効果を体感してきた自分。それは、すべてチョモランマ登頂時でのエクストリームアイロニングに繋がっている。今までのエクストリームアイロニングの経験は、そのための積み上げだったといっても過言ではない。僕はそのすべてを持ってチョモランマに登り、山と密な対話をしてくるつもりである。そうすることでエクストリームアイロニングを一つ上のステージへと引き上げてみたいのだ。誰かの手ではなく、自らの手で。そこに、僕は自分の人生においてエクストリームアイロニングに足を踏み入れた意味を見出したいと思っている。 もともとエクストリームアイロニングのエクストリームは極限、そして究極である。エクストリームアイロニング自体、本来覚悟をもつべき行為なのだ。なので僕は常に覚悟を持ち、この行為には誇りを持って取り組んできた。そのおかげで、僕は久しくご無沙汰であった野生的な自分を取り戻し、どこか煮え切らない日常から徐々に目覚めることが出来たのである。なのでチョモランマでのアイロニングには、エクストリームアイロニングに対する僕からの感謝の意味も含まれているのだ。 僕はいずれアイロンセットを持ってチョモランマに登るであろう。そして、もしも山頂に立つことが出来たなら、まずはそこで亡くなった多くの登山家とシェルパの方々らに哀悼の念を捧げたいと思う。そこで今一度、その場でアイロニングをするかどうかは良く考えて決断したい。エクストリームアイロニングとは、本来そういうものなのである。 皆さんどうかよいお年を!!! KEEP THE OTOKONOKAKUREGA HOT.
>>松澤等の「エクストリームアイロニング」 次週へつづく 松澤等の「エクストリームアイロニング」過去の記事 ・X`mas にはアイロングッズを! ・西表島アイロニング紀行 ・蒸気的ベスト写真展 ・ベストショットを狙え! EI的撮影テクニック ・二刀流アイロニングへの挑戦 … |
松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている
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