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チョモランマへ

[2009-12-22]

高高度登山ではアイロン台の軽量コンパクト化が必須
高高度登山ではアイロン台の軽量コンパクト化が必須(クリックで拡大)

 実は、エクストリームアイロニングに出会うずっと以前から、チョモランマ登頂は僕の人生におけるひとつの目標となっていた。アウトドア環境において、僕は海や川などの水面上での経験を数多く積んできているが、実は山での経験も意外と多い。ボーイスカウトだった中学時代も含めれば、山での経験のほうが海や川より豊富かもしれない。

 大人になってからは、海外も含めて冬山でのトレーニングも数多く積んできている。その途中、海外にて左手に深刻な凍傷も経験したりした。だから冬期登山の恐ろしさや、雪山でのハードな魅力も自分なりに分かっているつもりではある。それでもチョモランマに登るのに、今までの経験だけで大丈夫なのかどうかは僕にもまったく分からない。チョモランマのような高高度エリアは、きっと全くの別次元なのである。

雪の筑波山 冬の筑波トレーニングはこれからが本番
雪の筑波山 冬の筑波トレーニングはこれからが本番(クリックで拡大)

チョモランマの高さは筑波山の約10倍である
チョモランマの高さは筑波山の約10倍である(クリックで拡大)

 僕がチョモランマを意識したのは中学生の頃。冒険家の故・植村直己氏が、僕の通っていた中学校に呼ばれて講演を行った時だった。当時ボーイスカウトでキャンプの楽しさをようやく覚えはじめていた僕は、それでも山へはさほど興味を持っていなかった。そんな僕が、山そのものに興味を抱くきっかけとなったのがこの講演だった。

 日本人初であるチョモランマ登頂、そして北極圏犬ぞり走破の話は、当時の僕には驚きの連続で、そのすべてが胸に強く突き刺さったのだ。なにより、見た目どこにでもいるような普通のオッサンである植村氏(申し訳ないけどそれが正直な印象です)が、そんなすごいことをやってのけてきたということ自体が衝撃だったのである。彼に出来るなら、この俺でも出来るのではないか。当時はそんな印象を持ったのであった。その直後、植村氏はマッキンリーにて消息を絶ち、現在も行方不明のままである。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

松澤 等

松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている

→  http://www.exironingjapan.com/

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