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ファイルとパンチとの関係

[2009-12-07]


文房具の良さを語るのに、歴史やストーリーはいらない。
オンラインショップ「信頼文具舗」の和田哲哉氏が、
「良い」文房具と共に暮らす魅力を伝える信頼コラム。




さんばしのおはなし


 突然ですが「さんばし」って言われて、これをすぐに漢字で書くことができます? 答えは「桟橋」。船舶が港で接岸するための施設ですね。大型の船が寄港するためには、まず、座礁しないよう港の水路を充分に深くしておかなければいけません。また船を岸壁に直接「接岸」させるのでしたら、岸壁直下の水深を確保する必要もあります。ここに岸壁から垂直方向に伸びる桟橋を用意すれば、船を水深のある沖のほうに停泊させることができます。また、限られた岸壁の全長を効率良く活用するためにも、桟橋は大きく役立っていることでしょう。

 と、なぜ唐突に桟橋の話をしたかと言いますと、「何でも文房具」な私としては、この桟橋ってファイリング用品で言うところの「パンチ」に似ていると思ったからなのです。ただの1枚の用紙を何かのファイルに綴じるとき、そのままでは綴じること(=接岸)ができなくて、いったんパンチで穴を空けますよね? パンチは用紙がファイルの中に「安全に寄港」するための、無くてはならない「施設」なのであります(ちょっと強引?)。

 こうした綴じ穴を空ける製品、日本ではパンチという言葉が一般的です。海外でも同じように「ホールパンチ(Hole Punch)」と呼ばれていますし、「パーフォレーター(Perforator)」という名が付いている場合もあります。個人的には後者のほうが語感が良くて好みかな。

4穴パンチの例(シンプルな、ヘルリッツの製品)。
4穴パンチの例(シンプルな、ヘルリッツの製品)。(クリックで拡大)

和田 哲哉

文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている

→  http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html

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