和文化ダイアリー「旧暦日々是好日」
[2009-11-30]
文房具の良さを語るのに、歴史やストーリーはいらない。 オンラインショップ「信頼文具舗」の和田哲哉氏が、 「良い」文房具と共に暮らす魅力を伝える信頼コラム。 いつもこれが信頼文具舗に入荷すると、年の瀬が近づいてきているということを本当に感じます。和文化ダイアリー:「旧暦日々是好日」(きゅうれきひびこれこうじつ)のお話です。 旧暦日々是好日は昨年にも、こちらのコラム(リニューアル前)で簡単なご紹介をさせていただきました。本製品は太陽太陰暦(天保歴)をもとにして作られたダイアリーです。今回の2010年度版で7冊目。最初の1冊目から和文化エディターの高月美樹さんが製作に携われています。高月さんは長らく編集のお仕事に関わられたのち、現在はLUNAWORKSの代表。和文化や旧暦をテーマにした個展の開催や、イベント監修、講師など精力的に活動をされています。最近は他所からも旧暦を話題にした製品がいくつか登場していますが、本書に目を通してみれば、その作り込みの程度や掲載されている情報の奥深さから、何かの違いを見い出すことができると思います。 初めてのかたにとってはまず、旧暦って何? となることでしょう。一番分かりやすい特徴は、月の満ち欠けを基本にしているという点です。このダイアリーの睦月一日、つまり元旦は、さきほども延べた太陽太陰暦(天保歴)が示すところのもの。西暦で示しますと2010年2月14日になります(毎年変動)。その日は新月。月が地球にすっぽりと隠れている「真っ黒」の日です。それから月がだんだんと現れて、満月に。その後また欠けてきて、次回の新月は、如月一日。ひと月が月の満ち欠けと全く同期しています。つまり「月の満ち欠けと共に暮らしてみましょう」という提案につながっているのであります(本書の巻末には「旧暦のしくみ」と題した旧暦についての丁寧な解説が添えられています)。 |
文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている
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