長期熟成酒の魅力
[2009-11-25]
「男の隠れ家」本誌では語ることの出来ない取材裏話や 追加情報、はたまた個人的な四方山話まで、何の役にも 立たないコラムを連載します。どんな奴が「男の隠れ家」を 作っているのか、興味のある方はどうぞ寄ってらっしゃい。 (今週は SM→KY) “酒は飲んでも飲まれるな”。先週の報告者SMの、酒の席での失敗談、苦肉の対策法……同じく呑兵衛を自認するわたくしKYにとっても耳の痛い話でありました。 あぁ、いくら飲んでも悪酔い、二日酔いをしない、しかも旨い酒はないものか! そんなことを考えたことのある呑兵衛の方は少なくないのではないでしょうか。(そもそも酒を “ほどほどに飲む” ことを実践すれば済む話であることはわかってはいるのです。わかっちゃいるけど……) そんな呑兵衛に朗報です。あるのです! かなり飲んでも二日酔いしにくいと言われる旨い酒が! 日本酒の “長期熟成酒” と呼ばれるお酒です。 ご存じの方も多いと思いますが、“長期熟成酒” とは、その名の通り長期間かけて熟成しているお酒、いわゆる古酒のこと。長期熟成酒を長年にわたって研究・啓蒙・普及に努めている「長期熟成酒研究会」では、「満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」と定義しています。 なんでも長期熟成酒は、新酒に比べて粘性刺激性が弱く、体内でのエタノール(酒精)の分解が速いので、かなりの量を飲んでも悪酔いしにくいのだそうです。 私が初めて古酒に出会ったのは、数年前、ある利き酒師の方を取材したときのこと。日本酒のさまざまなタイプを試飲させていただき、その特徴などをレクチャーいただいたのですが、最後にバカラのショットグラスに注がれて出てきた、琥珀色に輝く液体。シェリーか紹興酒を思わせる、甘くふくよかな香りを放つその液体をひと口飲んで、「な、なんじゃこりゃ~~!」。上品かつ奥ゆきのある甘味と、こっくりとした舌触り、口中に続く余韻など、その官能的な味わいに「これが日本酒なの!?」と驚愕したのでした。 以来、すっかり古酒の魅力に嵌ったものの、飲み屋で置いているところは少ないし、あったとしても高価なので、二日酔いしにくいかどうか確かめるほど飲む機会には恵まれず。そんな中いただいた「長期熟成酒研究会」主催の試飲会のお誘いに、先日、鼻息荒げて出かけて参りました。 |
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