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小さな模型で作る大きな世界「クルスクの戦い」

[2009-11-24]

砲を発射するタイガー戦車の砲口には、先の煙状の繊維の中に透明感のある蛍光色で彩色したアルミホイールを仕込み、発砲炎のように見せている。
砲を発射するタイガー戦車の砲口には、先の煙状の繊維の中に透明感のある蛍光色で彩色したアルミホイールを仕込み、発砲炎のように見せている。(クリックで拡大)

水溜まりの水は、2種混合のエポキシ接着剤にわずかな模型用塗料で彩色し流し込んだもの。
水溜まりの水は、2種混合のエポキシ接着剤にわずかな模型用塗料で彩色し流し込んだもの。(クリックで拡大)

広大なロシアの戦場のようにご覧頂く方々に感じて頂ければ作者としては本望。作品サイズは40cm×30cmなので、実際には57.6m×43.2m四方ということになる。
広大なロシアの戦場のようにご覧頂く方々に感じて頂ければ作者としては本望。作品サイズは40cm×30cmなので、実際には57.6m×43.2m四方ということになる。(クリックで拡大)

パック(対戦車砲)とそれに付属するソ連兵は、ドラゴンの同シリーズには無く他社のメタルフィギュアから流用。
パック(対戦車砲)とそれに付属するソ連兵は、ドラゴンの同シリーズには無く他社のメタルフィギュアから流用。(クリックで拡大)

鉄条網や地面に作られた塹壕などは、プラバン等で自作。地面は石粉粘土を使用し、草は鉄道模型用のスタティックグラスを使用。
鉄条網や地面に作られた塹壕などは、プラバン等で自作。地面は石粉粘土を使用し、草は鉄道模型用のスタティックグラスを使用。(クリックで拡大)

 といったわけで、今回のジオラマはいかがだったでしょうか。現在、戦車模型主流の1/35スケールでは、キット的にもある程度の再現力もあり細部においても省略しにくい部分もあります。しかし、このように極小サイズ(スケール)であれば細部再現について、ご覧頂く方々からもそれほど要求されることも少ないことでしょう。したがって、この作品のように全体的な雰囲気を優先したダイナミックな情景を作ることも可能です。

 プラモデルには、戦車は元よりそれ以外にもクルマや飛行機、艦船、キャラクター等々~それぞれ大から小までいろいろなスケール(サイズ)がそろっています。したがってアイテムごとに~、それぞれのスケールならではの表現力を生かした模型の面白さを、皆さんも見つけて楽しんでいただけたらと思います。


(撮影/奈良岡 忠)





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1/1スケールの情景

金子 辰也(かねこ たつや)。ジオラマ(情景模型)・アーティスト/季刊ミリタリー模型専門誌『パンツァーグラフ!』編集長。これまで『羊飼い』『ひまわり』『フラミンゴ』など、独特のテーマ性と世界観を情景模型で表現し、国内外から高い評価を得てきたジオラマ界の重鎮。

→  http://www.modelart.jp/top.html

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