「ビートルズでメシが食いたい」から始まった−ファンの心を保ち続ける音楽誌編集者のプロ魂 - 藤本国彦(ビートルズ愛好家)

[2009-11-18]

ファンからプロへ。ビートルズが仕事になった


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 大学在学時・卒業後も変わらずビートルズファンであった藤本氏は、趣味を仕事に結びつけたいと考えるようになっていた。

「自分の中で、30歳になるまでに何とかしようと高校のころから決めていましたが、20代後半には『ビートルズでメシを食いたい』と思うようになっていて、夜中にファミレスへ行ってはビートルズについて色々書いてました。それを某ファンクラブに送ってみたら、『面白いから会報に連載しないか』と言われて、3年ぐらい外部ライターとして原稿を書いたりしました。そこを離れて、当時の『CDジャーナル』編集長にバイトで雇ってもらったのが91年6月。30歳になる直前でした」

 CDジャーナルはオールジャンルをフォローする音楽誌だが、やはりビートルズの特集やムックの制作には力が入るという。

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「10年ぐらい前から、ビートルズを定期的に(年に1、2回)特集するようになりましたが、やってみたら売れ行きが良くて。ビートルズを特集した号は、ほとんど自分で作っていますから、そういう意味では趣味の延長といえるかもしれませんが、雑誌は大勢の人間で作るもの。自分の色を出そうと思って作ったことは一度もありません」
 とはいえ、藤本氏の企画にはビートルズを大いに楽しむ心が見て取れる。


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「CDジャーナルでミュージシャンの松尾清憲さんと漫画家の本秀康さんの共同連載をやっていて。連載毎に一曲作って、ウェブでその曲が試聴できる、という企画なんですが、僕がカレーが大好きなこともあって、9月号では『カレー・イン・ザ・ライフ』という曲も生まれました。タイトルはビートルズの『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』に引っかけているんですが、詞はほとんどすべて神保町のカレー屋の名前を並べただけ(笑)。『ア・デイ~』の間奏では、1から24までカウントをとる声がかすかに入っているんですが、その部分も意識して “1倍、2倍、10倍……” と70倍まで辛さをカウントしたり。そんなアホなこともやってます(笑)」

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