守るべき俺たちの自然
[2009-11-10]
首都圏の川に悠々と漂うプラスチックゴミ僕はよく首都圏を流れる川をカヌーで下る。もともとが地元ということもあり、東京都と千葉県に挟まれつつ東京湾へと注ぐ江戸川を下ることが最も多い。他に多摩川や荒川、そして一昔前には都心を流れる神田川をも下ったことがあった。その首都圏下で行ったすべての川下りでいつも僕を悩ませるものがある。それは、川に浮かぶ様々なゴミ達の存在だ。 僕はリバーツーリングにもアイロニングという行為をたまに取り入れてきた。静かな流れに身を任せながらアイロン掛けをすると、実に心癒されるのだ。しかし、いつもペットボトルゴミを拾いながら川を下るので、場合によってはアイロニングどころではない。それだけプラスチックゴミは川面を悠々と漂っている。ペットボトルなどのプラスチック製品は、時間が経っても自然に浄化されるものではない。しかも時に野鳥などに致命的な怪我を負わせる原因にもなっている。 川面でペットボトルを拾い、カヌーの後ろに連結させたプラスチック用ゴミ袋に入れ、それを浮き袋のようにしながら川を下っていく。あまりにも拾うゴミが多いと、僕は終始イライラしてしまい、アイロニングをする気になど到底なれないのだ。ちなみに江戸川の場合、僕は野田市から市川市まで、距離にして約30km弱を下るが、その間に拾うペットボトルは45リットルの大型ゴミ袋3つ分くらいになる。残念ながら、ほぼ毎回その調子なのだ。 川面では、カヌーを乗りながらでもペットボトルは比較的回収しやすい。浮いているペットボトルを見つけ、そこに近づき拾い上げるだけだからだ。ゴミ袋をカヌーに連結させて3つ4つ後ろに流しつつ川を下る光景は、河川敷から見ればきっとカルガモ一家の移動のように見えるかもしれない。情けないが、これが現実なのだ。江戸川はきれいになったという人もいるが、個人的にそう実感することは今も限りなくゼロに近い。 ゴミの放置は破廉恥でさえある川を下っていて、僕が最も頭にくるゴミがある。それは、縛ったコンビニのビニール袋に入っている弁当の容器が入ったゴミだ。どれもご丁寧に袋の取っ手をきつく縛っていて、中に弁当の容器とペットボトルがセットで入っている。川では、これらコンビニ系のゴミが圧倒的に多い。河川敷でおいしく弁当を食べ、ゴミ箱が無いから置いていく。または捨てていく。これは無責任とかいうレベルの問題ではなく、もはや破廉恥でさえある。 |
松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている
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