電車の足元、線路の幅の話:狭軌と広軌はどう違う?(2)
[2009-11-09]
標準軌はなぜ1435mm?さて、標準軌1435mmとは標準のわりにえらく半端な数字に見えますが、どうやって決めたのでしょうか。この起源はイングランドのある炭鉱で使っていた線路の幅で、ここで使った蒸気機関車と同じ規格の機関車を世界初の一般営業鉄道に使ったため、そのままこれが普及していったということです。最初に作ったモノがその後の標準規格になってしまう例は多いですが、これもそうだったわけです。 では、日本はなぜ1067mmになったのかというと、最初に英国の技術指導で鉄道を敷くとき、日本は山がちで地形が悪く、金も無いからということで建設しやすそうな植民地鉄道規格の1067mmを安易に選んでしまったとの話です。 まあ、数年前まで侍をやってた人たちに鉄道を理解し長期的視点で計画せよと言うのは酷でしょう。責任者だった大隈重信は後年すごく悔やんだそうですが、狭軌に甘んじた後悔が、後に日本の鉄道を世界最高レベルに押し上げ、新幹線を生み出す原動力になったとも言えますから、何が幸いするかわかりません。 鉄道コラム「鉄学の道」過去の記事 ・電車の足元、線路の幅の話:狭軌と広軌はどう違う?(1) ・鉄道の日、最大のイベント 日比谷公園「鉄道フェスティバル」 ・電車に乗って温泉へ行こう ・ケーブルカーは鉄道ですか? ・本当に便利? 相互直通運転のプラスとマイナス … |
山本浩(やまもとひろし)。南海電気鉄道勤務。学生の頃から鉄道好きの鉄道会社員の目線で鉄道業界のあれこれを書き下ろす。自社の貴重でレアな話題も時折飛び出します?
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