背中で感じろ! アークテリクス&グレゴリー
[2009-11-03]
僕は、登る山の麓までは車で行く事が最も多い。本格的な山岳アイロニングだと、意外なほど装備が多く、公共交通手段だとちょっと厳しい。中でもアイロンセットは、アイロン台の大きさからみても分かるように結構な荷物である。 山に向かう時、僕は車に大抵バックパックを2種類積んでおく。走って頂上を目指す時は、22リットルのアークテリクス社製『アロー』を使用する。給水パックがついたような軽量のトレイル用バッグもあるが、それだと容量に限度があり、山岳エクストリームアイロニングを行う場合は、アイロンなどの装備品がしっかりと入りきらないのだ。エクストリームアイロニングを始めてからの6年間、僕が最も山で苦楽を共にしてきているのが、このアローである。 (クリックで拡大) より快適で、そして楽しくアークテリクス社(ARC'TERYX)の前身は、バンクーバー(カナダ)にあった『RockSolid』というハーネス製造メーカーである。高いクオリティーを誇るそのハーネスが登山者たちに認められ、ハーネス以外の製品作りを始めていったのが、アークテリクス社の始まりと言われている。 ここのブランドコンセプトは「より快適で、そして楽しく」。僕はアローというバッグのシャープなデザインと、その機能性に信頼を置いて愛用しているが、登山者の間ではハードシェル(防水浸透系ウェア)などのウェア類の信頼もかなり高いメーカーである。正直ちょっとお値段はお高めだが、実際に製品を使っていくと、確かにそれに見合う性能といえる。アローは、走っている時の背中へのフィット感が抜群によく、現在はその使用頻度が僕の中では最も高い。若干の重さを感じるバッグだが、僕にはそれがまた心地良い。山でこのバッグを背中で感じると、僕は大きな安心感に包まれるのだ。 実はこのアロー、最近かなり巷でもてはやされてきている。数々のファッション誌などで紹介され、ここ1年で街でもたまに見かけるようになった。長きに渡ってアローを愛用してきた僕にとって、この現象は嬉しくもあり、また少し残念でもある。自分が愛用しているものを多くの方が使うようになると、ちょと引く感覚ってあるでしょ。その昔、グレゴリー社のバックパックがまさにそうなっていった時のように。 ちなみに、宿泊を要するような登山での山岳アイロニングでは、40リットル入るグレゴリー社製の『サバティカル』、または63リットル入る、これまたグレゴリー社製『ワンダーラスト』を使用する場合が最も多い。僕個人の感想を言えば、グレゴリー社のバッグは、大型リッターになればなるほど抜群に優れた背負い心地と機能性を兼ね備えている印象である。 |
松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている
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