人生を変えるようなアイロンがけとは?− 松澤等(エクストリームアイロニスト)
[2009-05-27]
モノ・コトを自分指標で取り組む人の価値観をのぞくインタビュー 松澤等。エクストリームアイロニングという英国発祥のX系スポーツの日本代表選手。彼が山の頂にアイロン台を置き、寡黙にシャツのシワを伸ばす姿をテレビなどで目にした方もいるのではないだろうか。 彼は、アウトドアの極限状態でアイロン掛けをすることに魅せられた男。かなりマニアックな行為ではあるが、これは「エクストリームアイロニング」と呼ばれるれっきとしたスポーツだ。英国発祥のこのスポーツは、まだ日本はおろか世界でもほとんど知られていないほど閉ざされた世界と言っていいだろう。だがこのスポーツにまじめに取り組み、自らがこの活動の日本代表にまでなった松澤氏の話から、彼のエクストリームアイロニングへの思いとその活動がどういうものかを伝えていこう。 そもそもエクストリームアイロニングとは何であるか。 普段、耳にしないこの言葉の意味から説明する必要があるだろう。エクストリームアイロニングとは、大まかに言ってしまうと野外でアイロンをする行為。だが、庭でするようなものではなく、山の頂上や海の中、サーフィンやカヌーに乗っている時にやるようなアイロンがけのこと。エクストリーム=究極・極限という言葉通り、普段アイロンをしない特別な場所でアイロンがけをすることを言うのだ。 では、なぜ松澤氏がこのエクストリームアイロニングに魅了されたのか? このスポーツに出会ったきっかけから紐解いていこう。 はじめはくだらないと思った 「僕がエクストリームアイロニングを知ったのは、今からおよそ10年前です。留学していたオーストラリアでテレビを見ていたら、山頂でアイロンがけをする英国人を紹介していました。エクストリームアイロニングという新しいスポーツだということでしたが、僕からみるとパーフォーマンスとしてテキトーにアイロンを掛ける真似をしている感じがして、非常に馬鹿な遊びだと思いました。 僕は元々アウトドアが大好きで、カヌーやサーフィン、登山などよくしていました。そして、アイロン掛けは学生の頃からの日課で、シャツだけでなく下着にもアイロンを掛けるほど。スポーツとアイロンは、僕にとっても両方好きなこと。自分の方が絶対にうまくできると思いましたね」 |
特集

