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Thinking Power Notebookの新製品「トランプ」

[2009-10-26]

N氏の熱意と苦労がトランプを作り上げた


実際に使ってみました。まず、手持ちでの筆記の際にトランプのカタチが崩れないようにと配慮された、少し厚手の表紙&裏表紙を実感できます。表紙を開くと現れる罫線は、現行のTPNで標準(一部製品を除く)となった5mm方眼罫。インクはじきの少ない中性インクを採用した、淡い青色の罫線印刷です。なめらかさとサラサラ感とを適度にバランスさせた用紙表面は、万年筆も油性/水性ボールペンもペンシル類も、ほどよくこなします。サイズが似ているというだけでロディアのNo.11と比較してみましたが、用紙そのものの白色度から罫線色、インクの吸いやにじみ、あるいはインク描線の色の鮮鋭度など、いずれの項目にも細かな差があるため、それぞれ好みや用途で棲み分けが生まれるものと思います。

ここでエピソードを。Thinking PowerProjectは3名のスターティングメンバーにデザイナーさん、イラストレーターさんが加わり、現在は5人が正規メンバー。面白いのは、最初の頃のラインアップがスターティングメンバーのT氏主導であったのが、今回のトランプではN氏がその仕様詳細をきめ細かく詰めておられたことです。ノートはサイズが小さくなるほど、綴じや各部分の仕上がり、あるいは使い勝手の良否が目立ってまいります。A7という極小サイズでありながらトランプが快適に使えるのは、製造側に何度も足を運び、ご自身でいくつものプロトタイプを作って検証してこられた、N氏の熱意と苦労の賜物なのであります。

最後にもうひとつ。トランプおよびトランプ用カバーなどのアクセサリーには、新しく、製品のどこかに「Think BeforeSearch」の一文が加えられています。これはThinking PowerProjectメンバーからの最新のメッセージ。「検索する前に考えましょう」といった意味でしょうか。今はネット上で検索をすれば、大抵は目的の知識に到達することが可能です。けれどもそのおかげで、人間は考えることや、頭の中の過去のキャビネットを開く努力が少なくなっているはずです。検索する行為を否定するわけではありませんが、検索を開始する前に少しの時間を置いて考えてみることが、「ThinkingPower」を増大させる事につながるかもしれません。そうした提案のためにこの一文を添えているとのことです。


TPN販売元の「リュウド株式会社」
http://www.reudo.co.jp

YOUCHANの「トゴル・カンパニー」
http://www.togoru.net

トランプを販売している「信頼文具舗」
http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html


>> 和田哲哉の「文房具に寄す」
次週へつづく



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今年も到来 手帳選びの季節
続・文房具を使い切る(工夫編)
スッキリ系? モヤモヤ系? 文房具を使い切る
キータッチに技あり HHKB長期使用レポート
文房具で出来たタイムマシン …

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和田 哲哉

文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている

→  http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html

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