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鉄道の日、最大のイベント 日比谷公園「鉄道フェスティバル」

[2009-10-26]

鉄道コラム「鉄学の道」/毎週月曜更新

乗りつぶし率99%の鉄道会社員が 
書き下ろす鉄分たっぷりコラム。

自社の貴重でレアな話題も 
時折飛び出します? 



日比谷公園 第16回鉄道フェスティバルのにぎわい
日比谷公園 第16回鉄道フェスティバルのにぎわい
日比谷公園 第16回鉄道フェスティバルのにぎわい(クリックで拡大)


今年も「鉄道の日」10月14日がやってきました。この日は言うまでもなく、明治5年に日本最初の鉄道が新橋~横浜間に開通した日です。当時の新橋駅は現在の汐留シオサイトの位置で、開通時の駅舎が平成15年に元通りの場所に復元されているのは周知のとおりです。

鉄道の日は平成6年に制定されましたが、それまでは「鉄道記念日」と言っていました。これは鉄道開通50周年を記念して1922(大正11年)に定められたもので、その前年の同日に最初の鉄道博物館が開館しています(なお、現在の鉄道博物館も鉄道の日に合わせて平成19年の10月14日に開館しています)。

「鉄道記念日」のときは旧国鉄の創業記念日的な色合いが濃く、民鉄はあまり関心を払っていませんでしたが、「鉄道の日」となってからはJRも民鉄も全て含めた日本の鉄道全体の祭典という位置づけになり、各社がこの日を中心とした秋の週末にイベントを行うようになりました。国土交通省でも、この日に鉄道功労者に対する大臣表彰式を実施しています。


鉄道の日最大のイベント
日比谷公園「鉄道フェスティバル」


最大のイベントは、日比谷公園において鉄道の日に近い休日2日間で行われる「鉄道フェスティバル」で、今年で16回目になります。

公園の大部分を使ってJRと大手私鉄の全社、首都圏を中心とした中小私鉄などがそれぞれブースを出し、主に自社の鉄道グッズの販売を行います。野外ステージではショーなどのイベントも行われます。グッズは各社の車両模型や電車の絵柄の小物、廃車の部品などですが、フェスティバル限定商品などもあり、何より全国各社のグッズが日比谷に集合するわけですから、収集系の「鉄ちゃん」にとってはまさに年一回の正念場です。

鉄ちゃんに人気 鉄道コレクションシリーズ
鉄ちゃんに人気 鉄道コレクションシリーズ(クリックで拡大)

鉄ちゃんたちはこの日のために用意した資金を持って、朝早く(時には前夜)から目当ての品をゲットするため行列を作ります。モノによっては数百人の行列ができ、一日中切れ目がないときもあります。彼らは欲しいモノには出費を惜しみませんから、会社によっては2日間で数百万円の売上げを叩き出すケースもあります。人気のあるのは希少品の古い部品や切符、Nゲージサイズの車両のリアルモデル「鉄道コレクション」シリーズなどで、電車の前面に掲げる行先方向板など数万円の商品も売れていきます(廃物にどれだけの価値があるかなど、鉄ちゃんでない一般の人には信じ難いものでしょう。ペンキ塗った鉄板が5万円ですよ…)。数万人の鉄ちゃんが集結(今年の来場者は13万9千人)するこのイベントはまさに狂想曲、目当ての品を手に入れた鉄ちゃんたちは満足の笑みを浮かべ、続いて各社それぞれの行う鉄道の日イベントに思いを馳せるのです。

鉄学の道

山本浩(やまもとひろし)。南海電気鉄道勤務。学生の頃から鉄道好きの鉄道会社員の目線で鉄道業界のあれこれを書き下ろす。自社の貴重でレアな話題も時折飛び出します?

→  http://www.nankai.co.jp/

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