小料理屋のような蕎麦屋さんで魚料理と酒を愉しみ、粗挽き蕎麦を味わう
[2009-10-23]
蕎麦は常時3種類打っている。本粗挽き(外二)、田舎(外二)、極上白雪(十割)が定番。そのほか金土日の週末には変わりセイロ(外二)なども。現在はキタワセ新蕎麦(十割)もある。料理が充実した店はあっさりとした締めの蕎麦が多いが、この店には粗挽きも田舎もあって、好みで選べるのはうれしい。 三色セイロ(写真・左から田舎、極上白雪、本粗挽き)を注文した。本粗挽きが見事な緑色だ。北海道沼田産のキタワセ新蕎麦を自家製粉した、無篩いの蕎麦をメインにブレンドしている。自家製粉が入っているだけに、本粗挽きがもっとも風味があって美味しかった。透明感がある微粉の蕎麦に、いろんな色の粗い粒が混じっている。モチモチしていて食感も悪くない。 極上白雪は「職人の意地で売れなくても打っています。最近ようやく繊細な味をわかってくれるお客さんが増えた」とか。蕎麦つゆは1種類のため、粗挽きには少し物足りないかもしれない。 10月末には千葉市で栽培される、珍しい「野呂在来」の限定蕎麦が食べられる。12月からは福井大野在来の蕎麦に切り替わる。ブレンドに工夫しているが、挽きぐるみの粗挽きも食べたいものである。 「一生勉強。まだまだやりたいことがたくさんある」小料理屋風の蕎麦屋、という新しいタイプの蕎麦屋さん。夜に行くことをお勧めしたい。
阿部文枝の「ほろ酔い蕎麦屋めぐり」過去の記事 ・天日干しを手挽きに・・・あくなき探究心で飛躍した新進気鋭の蕎麦職人に出会う(後編) ・天日干しを手挽きに・・・あくなき探究心で飛躍した新進気鋭の蕎麦職人に出会う(前編) ・こっそり通いたくなる空間と蕎麦 住宅街の隠れ家蕎麦屋が新たに開店! ・那須の在来種か?旅先で出会った「那須野秋そば」を食する ・「ソバリエ」とは何ぞや。山形の「ソバリエ」の掟を心の片隅に置いて蕎麦を手繰る … |
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