愛すべきEIJの仲間達
[2009-10-20]
アイロニングも含めたすべての生活の中で、僕は何よりも「個」を尊重している。このエクストリームアイロニングという行為の真髄を知る上でも、やはりソロでの活動がベストだと僕は考えている。たまにEIJの仲間たちとは会うが、アイロニングの団体行動は極力控え、EIJとしての強制や干渉も一切しない。ストレスのない自主性の中で培われるべき大人のための新スポーツ、それが理想とするエクストリームアイロニングのあるべき姿であると、僕は当初から考えていたのだ。 基本的に団体行動はせず、いつも人知れず独り山に向かう僕。記録としてのアイロニング写真以外は特に撮影もせず、ただ黙々と己のペースで山を、そしてアイロニングをじっくりと愉しむ。そうすることで、山で見て、触れて、そして嗅いだすべてを自分の中に吸収出来るからである。独りだと辛い事や苦労も多々あるが、それを自分の力で克服し、そしてまた愉しみや得る事も多いのが、ソロでの山行きの醍醐味なのである。そして、山にて知らずのうちに与えてしまう自然環境へのインパクトが少ないのも、僕が単独行を勧める理由の一つなのだ。 山頂では、時に他の登山者に小馬鹿にされたり、競技アイロニングの練習中には、かなり不愉快な言葉を掛けられたりする事もある。まあこれは、何かと誤解の多い振興スポーツ従事者特有の悩みでもあるだろう。 しかし、僕らアイロニストの心の中には、つねにEIJの頼もしい仲間たちの存在がある。だからソロで、時に折れそうになる僕らアイロニスト達は、そこでいっとき仲間を想うのだ。自分はけっして一人ではない、この行為の真髄を理解し、その想いを共有してくれる仲間がいるのだと。自分は独りではない、という感覚は、いまだ理解されないエクストリームアイロニングに携わる我々アイロニストにとって、何よりも堅い鎧となり得るのだ。 一見、単なる個人行動に見えるアイロニングソロ活動も、やはり仲間の存在があってはじめて成立すると僕は思っている。仲間が一緒なら実に頼もしいが、屈強なアイロニストになるには、やはり活動はソロに限るのだ。 |
松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている
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