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真髄は山にあり ネイチャーアイロニング

[2009-06-02]

チョモランマ登頂を目指して


エクストリームアイロニングを行っていく上での僕の目標はチョモランマ(エベレスト)への登頂&山頂でのアイロニングである。高いモチベーションを維持する上で、高い目標は絶対に必要なのである。そこは高いレベルの登山技術と経験があって初めてアタックが許されるべき聖域だ。だからこそ、この山でのアイロニングには大きな意味があると僕は思う。

低酸素などによる様々な障害が生じる過酷な環境。そんな究極の状況下において、いかに鉄の平常心を保ち、冷静な判断を下しながら頂を目指していくのか。そこで僕に必要なのは、冗談ではなく、まさにアイロン掛けなのだと思っている。

僕は山頂に限らず要所要所でアイロンを手に取り、なんとかそこで冷静な自分を保つつもりだ。極限下で正気を保つための有効な手段として、きっと僕にはアイロンこそが命綱になる。チョモランマのような本当の意味でのエクストリームな環境において、僕は新たな可能性を探りたいと思っている。


愛しの筑波山


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ホームである筑波山でのアイロニング(クリックで拡大)
現役のエクストリームアイロニストである僕は、2週間に一度のペースでお邪魔する愛しの筑波山において揉まれ、その他の遠征における様々な山においても経験を徐々に積み上げてきた。そのために日々体を鍛え抜き、どんな状況下でも安全を確保できる精神と肉体を今も維持している。これがエクストリーマーを名乗るアイロニストのたしなみなのである。

ちなみに、僕が山にアイロンを持ち込むのは、5回行ったらほんの2回程度である。そのくらいが僕にはちょうどいい。僕がつねにアイロンを山に持ち込んでいるわけではないということも、ここにしっかりと書き留めておきたい。

自分の脚で至った山頂において、アイロン掛けを通じて己の感情を爆発させ、そこでひとり蒸せつつ静かに山と対話する。アイロンを愛し、アイロン掛けを愛し、アイロンを掛けた衣類を愛し、そして山や自然をもただ単純に愛す。結果そのすべてがネイチャーアイロニングであり、僕はそこにエクストリームアイロニングの真理や真髄があると、ごく当たり前に感じている。そこにまどろっこしい哲学などいらないし、一切必要ないとも思っている。

登山が好きで、そこで行うアイロン掛けが純粋に楽しく、やはりそこにシワがあるから、僕はまたせっせとアイロン持って山頂に向かうのだ。単純にそれだけのことなのだ。日常的にアイロン掛けを行っている、ごく普通の山が好きな人間が、山で思いがけずフィットしたのがたまたまアイロン掛けだった。それがアイロニストにとってのネイチャーアイロニングなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。ただしこの現状に甘んじることなく、常に探究心と情熱だけはしっかりと持ち続けたいとは思う。その気持ちが無くなった時こそ潮時である。

今僕は「茶の湯」の奥深い世界に興味を持ち始めている。まさに「美学」と呼ぶにふさわしいこの歴史文化の世界に少しずつ足を踏み入れ、その崇高なエッセンスを何かしらの形でネイチャーアイロニングに取り入れていけたらと、僕の興味は尽きないのであった。わびさび的な和のアイロニング。もしうまいこと融合できれば、それはきっと山頂において立派な蒸気の花を咲かすであろう。

登山プラスアルファであるネイチャーアイロニング。これからもマイペースながら、しかし着実に山での経験を積み上げ、それなりにこの行為の奥にある真髄を突き詰めていきたいと思う。いざ蒸気の向こう側へ。

IRON ON.





 松澤等の「エクストリームアイロニング」過去の記事
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松澤 等

松澤等(まつざわひとし)。サーフィン、カヌー、山登り、ロッククライミングなどのスポーツを経て2004年、エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)発足。高い身体能力とユーモアセンスを取り入れた活動内容で国内のEI人気を着実に向上させている

→  http://www.exironingjapan.com/

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