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キータッチに技あり HHKB長期使用レポート

[2009-09-28]

下面の硬さでキータッチの感覚が変化する


このモデルのキースイッチは、キーが下がる途中の状態で既に「キーイン」を検出してくれるので、キーが打ち止まる「底」の部分まで打鍵しなくても良いのですが、通常の使用では指でたたく勢いがありますから、ほぼ毎回、指は底まで押し切ってしまいます。この底に当たった際の、指先への反動の程度が、人間が「キータッチ」として感じる部分の大半を占めていると思います。

面白いのはキーボードの下面の硬さによって、その感覚が微妙に変化することです。硬い木の机の上でしたらキータッチは硬質に感じ、ゴムマットの上ではほんの少しソフトに感じます。おそらく数値にすると僅かな差で、気持ちや音の違い程度のものなのでしょうけれど、キーボードの下に敷く物を変えると使い心地に変化が出てくるのは確かです。このあたりは、同じ筆記具でも用紙をによって書き味に微妙な違いが出てくるところと似ています。


昇華印刷でキートップの文字も長持ち


長時間の使用によってキートップは汚れてくるものです。私は(取扱説明書の注意書きは無視して)キッチン用のアルカリ電解水クリーナーや、微量のエタノールが入ったウェットティッシュでゴシゴシ拭いてしまうものの、今のところキーは美しく回復し、キートップの文字もはがれたり消えることはありません。なお、メーカーではキートップの刻印に「昇華印刷方式」を採用し、耐久性を高めているとうたっています。

以上のことから、毎日のハードなテキスト入力作業をすっかりこのキーボードに頼ってしまっています。あえて欠点を挙げるのならばキーボードケーブルの部分なのかなと考えています。キーボードの奥側から突出したUSBコネクターは、小型タイプが用いられながらも多少スマートさに欠け、また将来この部分を破損させてしまうのではないかと若干の心配もあります。

とは言え、いたずらにBluetoothなどを要求して、この貴重なキーレスポンスがスポイルされてしまうのならば本末転倒。あくまでプロの道具ですから、余計な事は言わないようにしておきます。

ok090928b.jpg
すっかり馴染んだ日常の風景。ロディアのブロックメモと一緒に。(クリックで拡大)


和田 哲哉

文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている

→  http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html

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