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キータッチに技あり HHKB長期使用レポート

[2009-09-28]

ヘビーユーザーのためのキーボード


まずはHHKBについてのおさらいです。本シリーズはもともとプログラマーなどキーボードのヘビーユーザーのための製品で、公式サイトの情報を見ますと最初の市販モデルの登場は1996年だそうです。機種の異なるパソコンやワークステーションを渡り歩くプログラマーの皆さんが、キー配列やキータッチなど「同じ入力環境」を確保できる「マイ・キーボード」となるべく開発されたのが始まりのようです。

キーのサイズやキーのピッチ(間隔)を充分に確保しつつ、テンキーの省略やキーの最適な配置、無駄な部分を排除したボディー形状などにより、快適なキー入力と大幅な小型化を両立させています。テンキーが無いぶん、マウスとマウスパッドを手元に寄せることができ、またキーボード周辺にノート類を置くスペースも生まれます。


キータッチに技あり


HHKBはこれまでに多くのバリエーションが登場しています。まずお知らせしたいのは、現時点で「ライト」と「プロフェッショナル」、ふたつのシリーズが有ることです。両者ともに充分なキーストローク(キーを押下する距離)を確保しているのが特徴ですが、特に「プロフェッショナル」については、キー押下の検出方式に工夫を凝らし、滑らかなキータッチでありながら素早く確実にキー操作を読み取ってくれる感覚になっています。私のHHKBの評価は、すべてプロフェッショナル・シリーズを指してのものとお伝えしておきます。

私がいま使っているのは2008年11月に発売された「HappyHacking Keyboard Professional JP」です。プロフェッショナル・シリーズ最大の特徴である静電容量無接点方式キースイッチを備え、キートップはすっきりとした見た目の「英字キー配列」。しかし無刻印ながら、日本語配列キーボードとしても機能する特徴を備えています。着脱式キーボードケーブルや折畳み式のスタンド(大小2個装備)などにより、出張時の可搬性にも優れています。

早いもので、使い始めて10ヶ月以上となります。この期間のパソコンの使用頻度はかなりのもので、自身が間違いなくヘビーユーザーの一人であったと言えます。本機を使い始めてすぐに感じた、無接点キースイッチの「多少タイプミス気味の高速かつ軽い打鍵も確実に検出してくれる」良さは、手指の疲労も気分的な負担も大幅に軽減してくれます。

また、大きなキーストロークを有するキーボードで気になる、キー押下時の擦動(しゅうどう)抵抗は非常に少なく、寒暖によるキータッチの変動量も少なめでした。そしてこれらの評価は10ヶ月経過した現在でもほとんど変わることなく、快適に使い続けることができています。

和田 哲哉

文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている

→  http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html

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