文房具で出来たタイムマシン
[2009-09-21]
文具屋さんへの探検ずっと絵を描いていても飽きてしまうので、ひとり店を出てみると、そこは四谷・大木戸。まだ新宿通りが新宿御苑の地下になんか無くて、バスやタクシーが目の前に連なっています。クルマのエンジン音と排気ガス。店のお隣は探偵社、その次はなぜか葬儀屋さん。そして大きな店構えの文房具屋さんがあります。いや、文房具屋というよりも梱包資材の問屋さんみたいな感じ。 勇気を出してガラス戸を引き、一歩踏み込むと、半分倉庫・半分店舗のような、加えて残念なことに子供を拒絶しているこの雰囲気。両側に積み上がった商品の間を進むと妙に涼しい感じも。緊張感いっぱいの硬直した体で店の奥まで進みますと、ほどよく枯れた樹脂製の什器が。そこには、ペンクリップに「NIKKO」の刻印が打たれた多色ボールペン数本、あとは「ラッションペン」だったかな。でも探検はここまで。あと少し見ていたい気持ちがありながら、奥深い空間が蓄える、見えない大きな力に負けて店から退散。 その後しばらくして、さきほどのお店の3軒先に文房具店がもうひとつ出来ました。こちらは印鑑と文房具で半々の小さなお店。当然のごとく開店まもなくして、ひとりで調査へ。ここでの印象は壁面に収納された大量の帳票類。領収書や納品書、請求書、出金伝票など。思えばこれらもまた、すべてコクヨでした。複写式の伝票なんて子どもにはたまらない紙製品。しかし悲しいかな、どれも小学生には使いようの無い物なので、買うことができないジレンマ。結局、複写はできないながら、帳票類と同様に青い製本テープが背に巻かれたメモ用紙を買い、それなりの満足感で店を出てきます。次回も、その次も同じメモ用紙。 なんでメモ用紙を買うことがこんなに嬉しかったのか、いま思うと呆れるというか自分がコワイと言うか……。当時すでに、ファンシー文具やヒーローものの絵柄が描かれたノート類は有ったはずなのですが、そういうものには全然興味が湧かず、事務然とした用品や大人びた物が好きだった事を思い出し、これは今の文房具の好みの原点のひとつになっているのだと気付くのであります。 |
文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている
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シルバーウィーク、いかがお過ごしですか?
連休中ということで輪ゴムに続いてのトリビアねたでおつきあいください。
... といいますか、文房具をテーマにしたサイト「ステーショナ -
2009-09-22 09:39:05 [楽文堂]
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