観てから作るか、読んでから作るか「火天の城」 安土城
[2009-09-08]
金子辰也の「1/1スケールの情景」/毎週火曜更新 独特のテーマ性と世界観を情景模型で表現し、 国内外から高い評価を得てきたジオラマ界の重鎮、 金子辰也氏による週刊連載。人間ドラマを集約したワンシーンの 創作に人生をかけるプロモデラーの日々を1/1スケールで綴る! 近頃は日が落ちると、秋らしい風とともに虫の音も聞こえてくるようになりました。そんな夜には、ゆっくりと本を読んだり、映画を観たり〜 そして、もちろんプラモデルを作ったり〜(笑)。さて、今回はそんな “本” と “映画” と “プラモデル” に共通する話題です。 まずは、今週末の土曜日9月12日より全国ロードショー公開される話題の映画「火天の城」。詳しくは、公式サイトをご覧頂くとして、とにかく主役の西田敏行さんが素晴らしい演技をみせてくれます。今回の役柄は織田信長から命じられ、前代未聞の “安土城” をわずか3年で建てると言う一大プロジェクトを指揮する “総棟梁” 岡部又右衛門役です。 彼は、神の手を持つ宮大工として全身全霊を込めて事にあたります。そこに、当然のごとくモノをつくる人間としての葛藤や喜び〜、そして登場する多くの人との関わりや事件などを通じて描き出される壮大な安土城築城の物語。今までの日本映画にはなかったスケールの映画です。 さらに、台湾の奥地までロケに行った樹齢2000年の檜の大木や、淡路島につくられた広大なオープンセットでのシーン。また、日本映画界では最高峰のVFX(視覚効果)集団“白組”による数々の美しくも壮大な築城シーンと400数十年経ってスクリーンに蘇った安土城の荘厳な姿。それらを大きな劇場のスクリーンで観るだけでも十二分の価値ありです。(上映時間2時間19分/配給:東映) 【火天の城 公式サイト】http://katen.jp/ |
金子 辰也(かねこ たつや)。ジオラマ(情景模型)・アーティスト/季刊ミリタリー模型専門誌『パンツァーグラフ!』編集長。これまで『羊飼い』『ひまわり』『フラミンゴ』など、独特のテーマ性と世界観を情景模型で表現し、国内外から高い評価を得てきたジオラマ界の重鎮。
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