筆記具の顔「ペンクリップ」を味わう。(前編)
[2009-08-31]
4本目は、ご存知のかたも居られると思います。ドイツ・ラミーのスウィフト。ノック式のローラーボールです。本製品、ノックボタンを押すと通常のボールペンのようにペン先が出てまいります。面白いのは、ペン先の繰り出しと同時にペンクリップが軸本体に収納され、まるまるその存在を消してしまう大胆な仕掛けです。これにより、筆記の際にペンクリップがペンを持つ手に当たらず、快適な筆記が可能となります。 また、クリップの有無を見ることによって、使い手がペン先の収納状況を確認することもできます。これは、ペン先を出したままローラーボールをポケットに放り込み、インクで衣服を汚してしまうミスを防ぐ効果があります。 冒頭で述べたとおり、ペンクリップは機能上大切なもの。しかし、筆記時には邪魔な存在。その悩ましい問題を積極的に解決した点で、筆記具の歴史に残る製品ではないかと考えます。 調子に乗っていたら、収まりが付かなくなってしまいました。このお話、次回への続きということで、よろしくお願いします。 和田哲哉の「文房具に寄す」過去の記事 ・香りが楽しみ!? メンディングテープの思い出 ・新刊がでました。「文房具の足し算」 ・ノートの裏側、どうしてます? ・使う?使わない?後ろの消しゴム ・美篶堂さんのお仕事と「コトノハノート」 … |
文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている
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