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鈍感であれ 鋭敏であれ

[2009-08-10]


文房具の良さを語るのに、歴史やストーリーはいらない。
オンラインショップ「信頼文具舗」の和田哲哉氏が、
「良い」文房具と共に暮らす魅力を伝える信頼コラム。




 ときどき、いろいろなモノに興味を持ってしまう自分を残念に思うことがあります。モノの出来・不出来にあまり執着しない人がうらやましいと感じる時も。

 あるとき私は、書き味があまり良くない筆記具で絵を描いている人に気付き、「なんでそんなのを使っているの?」と、別のペンに取り換えさせたことがあります。でもいま思えば、本人にとっては知らなくて済んでいたことを私に無理に押し付けられ、迷惑だったかもしれません。

 日常生活ではずぼらな私ですが、なにか「感覚」に関わるものについては深く追い込んでしまうほうです。パソコンのマウスとマウスパッドは一番気持ちよく「滑走」するセットを揃え、しかもそれらが最高のコンディションで稼働するよう手入れを怠りません。キーボードはキー押下時の特性に納得の行くものしか使いたくないという気持ち。もちろん筆記具は、ペン先の作りから軸の持ち加減までしっかり精査し、使っている最中も各部のレスポンスや感触を常に意識しながら文字を書いています。意識せずにはいられないのです。

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普通に文字を書くときも、つい筆記具の各所のレスポンスや感触を意識してしまう。(クリックで拡大)


和田 哲哉

文房具をテーマにしたサイト「ステーショナリープログラム」主宰。オンラインショップ「信頼文具舗」店長。常にユーザーの視点に立ち、良質な文房具の普及に努めている

→  http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/shop00.html

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男の隠れ家 1月号
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