無の価値を見極めて成功を収めた "目利き" の半生 − 北原照久(おもちゃコレクター)
[2009-08-09]
失敗を失敗と思わないことが大事!必ず成功すると信じて、リスクの高いことをやり通すには、自分の行いに確固たる自信がないとできないだろう。いったいその自信はどこで作られるのだろうか? 「確かに、リスクのあることを続けるには、自信がないとできません。自信を持つというのは、自分を信じること。つまり、自分にはできるんだと信じる心を持つことなんです。何かを始めるときに不安になる気持ちはわかりますが、『できない』と口に出すと、一番最初にその言葉を聞くのは自分自身ですよね。だからできないんですよ。『やればできる』と思いこんで、脳に信じ込ませたら、不思議なことに脳も体もそう考えてくるんです。勘違いさせると言ってもいいですけどね(笑)。逆に言うと、自分を信じられないことは一番悲しいことだと思います」 「あと、最低条件として、負けず嫌いじゃなきゃ絶対ダメ。悔しいと言う気持ちがないと人間は成長しない。自分を磨くことには努力を惜しまない。成長することで自信もつくわけです。熱い闘志を内に秘めて成長できれば、自ずと自分を信じることができるようになるはずです」 最近は、辛い状況に陥ったときに、プラスの発想に転じるのではなく、命を絶ってしまったり、矛先を他人に向けてしまうケースも増えている。北原氏は苦しい状況でも “失敗だと思わないこと” が大事だと語る。 「誰しも辛い状況にぶつかるときがありますが、そんなときこそ “夢を持って諦めるな。何でもいいから思い続けろ” と言いたい。経験から言えることは、棚からぼた餅はまずありえない。努力し続けない奴に成功はないんですよ。失敗を失敗だと思わないファイトが必要。かのエジソンは、『過去の実験において一度も失敗したことはない。ただし、明かりが付かないという発見は2万回した』と言った。失敗を失敗と思わない気持ち、つまり精神的な強さは本当に必要だと思います」 「僕の人生は順風満帆と思われがちですが、まったく逆なんですよ。現在7つの博物館を運営していますが、これまで作った博物館は18館。11館が潰れているんです。最大限の情熱を込めた思い出のある博物館を閉めることがどんなに辛いことか。お金だって、1館につき何千万円も損していますよ。それでも、僕は一度だって失敗したと思っていません。ノウハウをその損失金額で買ったんだと思うんですよ。本当は辛いですし、簡単に言えないですけど、自分にそう言い聞かせるんです。ある種、高い授業料だったと。そう思って前向きにいるからこそ、いい出会いが続くし、次の仕事にもつなげることができる。これが落ち込んで愚痴っていたら、人なんて寄ってこないのではないでしょうか」 「もちろん、人間だから簡単に気持ちの切り替えはできない。だけど、人生はいいことだけも悪いことだけもありえない。だからこそ、いいときは感謝を忘れません。悪い時には「難が有る」というのを逆に考えて、「有難」として「有難う(ありがとう)」と思って、ピンチをチャンスに切り替えます。いい時は自分の手柄にして、悪い時に人のせいにするような人は成功しません。夢の実現には、失敗を跳ね除ける強さと多くの人の助けが必要なんです」 |
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